妖精の涙




明は納得のいっていないらしく、頬を膨らませた。





「ねえ、学校ってなに?」





すると、深雨は明に純粋に聞いた。




明は目を見開く。





「学校知らないの!?」




「全く……本当に落ち着きがない子ね」





桜は呆れたように苦笑した。





「簡単に言うとね、学校は様々なことを友人と学ぶ場よ」




「私……行ってもいいんですか?」




「もちろん! ていうか、むしろ来て!」