「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、、、」

思わず走り出してしまった

お城から勝手に出て来てしまうなんて初めてのことだった


いきなり結婚しなさいだなんて、、、
確かに、私は一国の姫。
結婚に自由なんてないのはわかる、、、
でも、来週迎えが来るなんて

「どうしよう、、帰らなきゃ、、でも、帰りたくないよ、、」

当てもなく歩いていると木々の奥に湖を見つけた
少し湖でも眺めてゆっくりしよう、、
湖向けて歩いていると鼻歌が聞こえて来た

「ふんふんふんふ〜んふんふん...♩」

そこにはキラキラ光る銀髪の男性が寝転びながら気持ち良さそうに鼻歌を歌っていた
目を閉じていたが、とても美しい顔立ちで思わず見とれてしまった
すると、男性がこちらを見て微笑みんだ

「歌は良いよね。心が安らぐ」

話しかけられた事と見つめていたのに気づかれたようで気まずく、あたふたしていると「どうしたの?」と聞かれた

「あっ、、その、、ちょっと嫌なことがあって、家を飛び出してきちゃいました、、」

「そっか。良いんじゃない?こうやって自然に癒されるのも大切な時間だよ。隣、どうぞ?」

「は、はぃ、、、」
気弱に返事をし、男性の隣に座ってみる

「こうやって寝そべってごらん?空を見てると気持ちいいよ」

地面で寝そべるなんて、、、でも、、、
思い切って草の上にごろんと仰向けに寝てみた
すると目の前には雄大な青空に、様々な形の雲
なんだか自分が空と一体になっているような感覚は初めてだった

「わぁ、、すごい、、、」

「ねっ?気持ちいいでしょ?」
彼はそう言ってまた微笑んだ