Dark Light

そこに居たのは、紺っぽいTシャツに少し色の褪せたジーンズを履いた冠城さんだった。


最悪。


そう言えば、ここ昨日の『走り』の集合場所に近いや。


でも、今まで会ったことなかったし。

……あ、もしかして、水曜日にしか来てないとか?

なら尚更、最悪だ。

「………。」

とりあえず…

ピッピッピッ

「……5632円になります。」

仕事しなきゃ。

金額を言ったのに冠城さんは手に口の開いた財布を持ったまま、私を見つめて動かない。


まぁ、驚くだろう。


明らかに学生である私がこんな時間にコンビニでバイトしているのだから。