Dark Light

そして、、、


「ねぇ、君達知り合いなの?」


私と男の横から聞こえる声。



声のした方を見上げると、ミルクティーブラウンに右側の一束だけ紅の入った髪を編み込んだ男の人が立っていた。



「か、冠城(かぶらぎ)……。」



私の腕を掴んだままの男が呟く。




「で?知り合いなの?」



『冠城』と言う人は、光が入るとグレーにも見える瞳を細めながら、呆れたようにもう一度言う。



「そ、そうで「違う。」」



嘘をつこうとした男の言葉を遮って言う。



「あなたは私の名前を知ってるの?
私は、あなたの名前を知らない。

知り合いって、お互いがお互いを認知して成り立つものでしょ?」




男の目を見て、そう告げた。