光!!!



光!!!




誰かが俺を呼ぶ。


うっすら、と瞼を開け見れば真っ白な光が溢れる。




白い天井。



ツン、とした薬品の匂い。



「光‼良かった…………良かったッッ」




「泣くなよ、夕。



夕、ごめんな。嫌いなんて、嘘だよ。



愛菜を、幸せにしてあげろよ。



俺は、大丈夫。



大切な人見付けたから」



俺の言葉に不思議そうに、首を捻る。


だよな、と笑った。