「いたたっっ………

良かったアイツ助かったのか」



俺はホッとした。


目の前の小さな少年、ユウは俺が救った。


あそこでユウを助けない訳には行かない。



だけど、ユウは泣いてる。



何故?


怖かったよな。



俺はユウの頭を撫でた。


すり抜ける手に、異変を感じた。



はあ?



なんだ。


そしてーーーーー







「お兄ちゃん、死なないで!!!!!」






えっーーーーー?








俺はーーーー