「愛菜、俺はお前が昔から嫌いだった。



もう近づくな‼」



どうしてーーーー?


私を嫌いなんて言うの?


好かれてるとか自意識過剰なことは言わない。


ただ、普通の友達より、もっと深い深い幼馴染みだった。



「夕!!!


どうしてーーそんなこと言うの?」



私は足早に、夕に近づくとその腕を掴んだ。


振り払う訳でもない。



ただ、私を見てる夕の顔は苦痛に歪んでいた。