「俺、優しくないよ。


光見たいに素直な気持ち言えないし」



「私には優しいでしょ。


私は、知ってるよ。


夕が、本当は優しいこと」



「本当、ずるいな」



俺は君を抱き寄せた。




視線が不意に絡み、どちらかともなくキスをする。



二人の影が重なる様に消えた。


優しく、机に押し倒される。



「夕、好き」



好きが溢れる………


止めどなく溢れるーー。。