きっと、もう幼馴染みでも無くなる。


きっと、幼馴染みに戻ることはない。



「本当に光が好きだった……」



私は泣いた。



目の前に大きな壁が立ち、私を見下ろす。



優しい指が、私の目頭を拭う。



知ってる。


この温もりが好き。



「いつか、時間かかってもまた幼馴染みに戻れるよ。 
 
大丈夫、俺がいる。



俺は一生、お前といる」




一生なんてないかも知れない。


だけど貴方は約束してくれた。



「うん、ありがとう夕」


私は笑った。