「………夕…………!


夕、助け…………て」



君はいつも大事に私に触れる。



あの日のキスも優しかった。



荒々しく、それでも


優しかった。



ーーーーーガシッ







「愛菜に触るな、光!!」




触れていた腕が離され、私を庇うように立つ夕がいた。



涙は止まらない。