「私、その帰り道事故に合ったの。



全然大丈夫じゃなかった。


だけど、気づいたらここにいた。



夕くんをずっと見てたよ。


私、夕くんが初恋だった。」




あの日、助けて貰ってまた会えると信じて頑張ろうと、思ってた日。



「私は、死んだ。



けどまた、会えた。


ねえ、どうして愛菜ちゃんに嫌いなんて言ったの?


思ってもないこと言って」



私は知ってるよ。


本当は、誰よりも愛菜ちゃんを想ってること。



「ねえ、夕くん。


夕くんは、生きて伝えることが出来るのに言わないのは、卑怯だよ」



生きて伝えることが出来るのにーーー



自分で選択を出来るのにーーー



諦めることも、頑張れることも。。



「何も、言わないのはずるいよ。



私は…………夕くんが好きだった。



ずっと会いたかった。



ずっと触れたかった」



アミが泣く。


泣かせたいわけじゃない。