「私はさ、ここの生徒になる筈だった。


あんたに会いたくて頑張って受験したんだよ。


あんたは覚えてないかもね。


あんたはいつも、愛菜ちゃんばかり見ていたから。



だけど、アミはいつだって夕が好きだった。


会いたくて会いたくて、、



だからアミ………夕に会いに来たんだよ」


突然、引かれた腕。


重なるように、合わさる影。


「あの時、助けてくれてありがとう」




ああ、君はーーーー




君はーーーーー。