「失礼します。本郷びびです。」

「来たか。貴様に頼みたいものがある。」

「何ですか?」

「光秀にこれを渡してほしい。」

差し出されたのは、1冊の書物。

「わかりました。行ってきます。」

「ああ。今夜また俺の枕になれ。」

「嫌です。失礼します!」

なんであの人あんな事を軽く言えるの!?
言えない私がおかしいのかな...。

慌てて部屋を出て光秀さんの御殿へ向かう。