「こんなにも優しいやつをなんで俺は疑ったんだろう。」

「その事はもう、忘れてください。」

「ありがとう。びび、敬語は外せ。
それとこれから困ったときは俺に頼れ。な?」

「で、でも...。わかった。ありがとう秀吉さん。」

「ああ、城下町を少しみて周りながら帰ろう。」

「うん!」

秀吉さんは私の歩幅に合わせて歩いてくれた。
帰るまでに世間話や、趣味、好きな食べ物のことについて語った。

楽しかったな。
でも...明日は信長様と出かける。2人だけだよね。
誰かついてきてくれないかな?

そんなことを考えながら布団に入り、瞼を閉じた。