「彩羽、あんたまだ水着のこと気にしてんの?」
店長の目を盗んで、何度も違う水着に着替えてる光花は本当に働く気があるのか。
それに気づかない店長も店長だけど...
「うっ...だって私、光花とは違って幼児体型だし」
「まあね」
「...いや、ちょっとくらい否定してくれてもよくない?」
そりゃあ私だって光花みたいにスタイルよかったら
お客さんに水着姿見せびらかしてたかも、だけど。
「大丈夫大丈夫!
どうせあんた、あの男に抱かれてんでしょ!?」
「ぶ...っ!」
「あんなイケメンに肌を見られて引かれないってことは、あんたにも魅力が...ふがっ!!」
突然下品なことを平然と言う光花の口を勢いよく手で押さえる。
すぐ近くのテーブル席に座ってるお客さんが、今にも目玉が飛び出しそうな勢いで私達の話を聞いていた。
「ちょっと光花...!
やめてよこんなところで、そういう話!!
それに私と蘭君、なんもないから!!」
「あっ、そうなの?
百目鬼くん、女はすぐ食べそうに見えるけどね」
「...それは昔の蘭君。
手を出さないのは、私と蘭君の間にちゃんとした愛があるから」
「...はいはい、惚気聞かせる暇があるなら仕事戻りな」
「...ひどい」


