ーーードカッ!!と、丸川さんの綺麗な足が私の頬スレスレを通って、フェンスを踏んでいる。
ほんっと丸川さんはいつも急すぎる。
驚きと恐怖で体の力は抜け、その場にペタンって...力のない尻もちをついた。
「風の噂で...あんたと百目鬼さんが付き合ってるって話を聞いてね」
「...っ」
「最初は冗談だと思って、あんまり気にしてなかった、でも。
百目鬼さんがこの学校に転入した話を聞いて、驚いたわ。
だって百目鬼さんがこの学校に興味を引くものって認めたくないけど、あんたしかいないじゃん?」
「...」
「...むかつく。
ねえ、どうやって百目鬼さんに取り入ったのよ。
あんた、そんなにいい体してるわけ?」
「なっ...何言ってるんですか!!」
「じゃあどうやって百目鬼さんの心を開いたのよ!!
私は...抱いてすらもらえなかったのに...」
「...えっ?でも丸川さん、蘭君とホテルに...」
てっきり私は、丸川さんと蘭君は体の関係を持っていると思っていたから...
あの時のことを思い出して
顔を上げて言うと、癇に障ったのか私を思いっきり睨む丸川さん。
「あんたが邪魔したんじゃない!!」
「...」
「あんたさえあの時現れなければ抱いてもらえたのに...っ」
「...」
「あんたの顔見た瞬間から、百目鬼さん。ずっと上の空で。
私が話しかけてもずっと無視するし...もう意味わかんない...」


