【完】孤独な闇の中、命懸けの恋に堕ちた。





「あれ?彩羽どっか行くの?」


女子に囲まれてる蘭君なんか見たくないから
逃げるように教室から出て行こうとする私に、早弁してる光花が話しかけてきた。



「んー...ちょっと外の空気でも吸いに。
てか光花...朝から弁当って、お昼どうする気?」


「今日は朝抜いて来たから授業中お腹がうるさくて。
昼はパンでも買うわ。
てかあんた、サボらないでちゃんと戻ってくるのよ?」


「うん!」



これ以上、光花の早弁の邪魔はしたくないから
元気よく返事して、教室のドアを閉めた。




「はぁ...」




このため息が、勉強の事とか、もっと感情に関係ないため息なら私だってまだ気が楽なのに。



なにさなにさ、なにさ!


蘭君のバカ!
簡単に女の子に囲まれちゃってさ!!


ちょっとは彼女の私の視線くらい気にしたらどうなのよ〜〜〜!!



私は蘭君が学校に居るってだけで、授業中もずっと蘭君ばっかり見ちゃって上の空なのに。



しかも私のクラス、可愛い子多いし
もう私不安で不安でどうしようもないのに。


蘭君の浮気者ーーー!!!!(※してません)