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次の日
退院後、久しぶりの学校はなんだか妙に胸が騒ぐ。
「おはよー、彩羽」
教室のドアを開けた瞬間、私の前の席に座って待っていた光花が手を横に振って挨拶してきた。
「光花おはよー」
「やっと退院出来たわね!!
あんたが居ない教室はほんっっっとつまんなかったわ」
「私も光花と放課後遊びに行けなくてつまらなかったよ〜」
「うそつき、あんたはあの美形彼氏とイチャコラするのに忙しくて、私のことなんか頭にさえ残ってなかったんでしょ!」
「そんな事ないよ!!本当に早く光花と遊びたくて、退院まだかまだかとうずうずしてたんだからっ!!」
「ほんとかなー...」
疑いの目を私に向ける光花は、なんだかんだで私に彼氏が出来たことが寂しいみたい。
ツンツンしてるけど
光花のそういう素直じゃないところ、私すっごく好きだなあ。
「あっ、そういえばあんた。
あの"男"からもう聞いたの?」
「あの男?」
「あんたの彼氏よ!
...その様子だと、まだ聞いてないみたいね」
「...?蘭君がどうかしたの?」
「実はあんたの彼氏ねーーー...」


