【完】孤独な闇の中、命懸けの恋に堕ちた。





告白されてる私を見て、本当は嫉妬してほしかった。


私は蘭君だけのものだよって証明が欲しかっただけなんだ。彼女でもないくせに。


「...」


机に肘をつけながら、窓の外を見つめると
男子生徒の集団が楽しそうにサッカーをしている。


私も体を動かせば、ちょっとはこのモヤモヤ
忘れることができるのかな...?



誰かを一途に思うのって、こんなにも傷つくことばかりなんだ。


蘭君に恋して、はじめて知る感情たちに一体どう対応していいのか分からず。



結局、放課後までずっと頭は蘭君のことだらけ。


私の心に蘭君がいない日なんてない。



やっぱりこれって...依存だよね。