ご飯そっちのけでじゃれ合う私たち。
私も光花くらい美人だったら
蘭君、私を見る目変わってたのかな...?
「はぁー...」
「なによ、急に暗くならないでよ」
「光花はいいよねー、美人で」
「褒めたってお弁当あげないわよ」
「...(そういう意味で言ったんじゃないんだけど)」
*
憂鬱な授業が終わって、やってきた放課後。
今日も一日疲れたなー。と、昇降口前で伸びをしていると。
「...ん?」
必ずと言っていいほど、女子生徒が校門前で1度は足を止めて、「きゃーっ!」と甲高い声を出し頬を赤らめている。
なにか珍しいものでも見たのかな...?
どれどれ...
校門に近づく足が早くなって、女子生徒が騒ぎ出す原因がすぐに分かってしまった。


