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過ぎ去る時間は、私の気持ちなんかそっちのけ。
全然眠れない日々が続く。
浅い睡眠でも夢は見るけど、モノクロでしかも内容は途切れ途切れ。
いい夢じゃない事だけはなんとなく分かるから、思い出そうとはしない。
光が宿らない心に栄養を与えるため、光が有り余ってるネオン街を歩き回っていた。
ボヤける視界の中、高そうなスーツを着た客引きのお兄さんに話しかけられても、心がここにないせいで簡単に無視できた。
「...」
なにやってるんだろう...わたし。
こんな所一人で来たって、どうせなにも出来ないくせに。
なんとなく路地裏に入って、バクバクとうるさい心臓を沈めるためにその場で腰を下ろしたら。
偉そうに建つビルが、なんだか私を見下してるみたいでなんか嫌だ。
ここじゃあちっとも心が休まらない。
ここに来れば、蘭君に会えるかもなんて。
少しだけ期待していた健気な自分が馬鹿らしくなってきた。


