【完】孤独な闇の中、命懸けの恋に堕ちた。






「お前最近調子乗りすぎ。
生意気な態度ばっかとってっと、キスするぞ」


「なっ...!?なんでそうなるの!!?」


「お前のファーストキス、俺が奪ってやったんだ。
2回も3回もあんまり変わらねーだろ?」


「変わる変わる!!なにそれ軽すぎるよバカあ!!」


「...やっぱ生意気。
なんならこの場でセカンドキスといこうか?彩羽ちゃん」


「わーーーーーーーっ!!!!」



私は狼に食われる赤ずきんちゃんじゃないんだよ!!!?



そう、涙目で訴えても
迫ってくる蘭君の顔に、思わずときめいてしまう自分がいる。



でもでも、ファーストキスのとき、全然気持ちの入ってないキスだったから
蘭君の唇は、ちょっとだけトラウマだったりする...。



だから

えい!っと。子供騙しみたいに、蘭君の唇に熊さん人形を押し付けた。




「へへ...感触はどうですか?」


「...フカフカだな」


「そっか、よかったね...」


「.........」