勝手に好きになって、勝手にネガティブになって。
結局、蘭君は私のこと、ただの女友達としか見てないんだ...。
まあ別に、それで傍にいられるなら...別にいいんだけどさ。
他のゲーム機の雑音も耳に入ってこないくらい落ち込んだら、それを忘れるためにUFOキャッチャーの機械に100円玉を入れた。
ーーーチャリン。と落ちていく小銭の音が、憂鬱な私の心をもっともっと機械の底まで落としていく。
「ん?あれ?」
ポチポチとボタンを押して操作しても、なかなか捕まってくれない熊さん人形。
もう1回
もう1回
もう1回
もう1回...
「全然ダメじゃん!!!!!!」
イライラして思わず機械をバンッ!!と叩いたら、すぐ近くにいた店員さんに睨まれたから、この場に居てはいけないような気持ちになる。
100円玉何回入れたっけ...
数えるのも忘れるくらい下手くそすぎて、全然取れないよ〜〜。
しかも余計端の方に熊さんを行かせてしまったし...
「このヘタクソ」
真横でずっと見ていた蘭君が、呆れて私のおでこを突っつく。


