【完】孤独な闇の中、命懸けの恋に堕ちた。






未成年のくせに

タバコは吸うし、お酒だって飲むし。


おまけに街の雰囲気を雑音でぶち壊す暴走族のくせに


”俺を犯罪者にする気か?”...だなんて。



それってもしかして私のこと笑わそうとしてる?と。心の中で蘭君を皮肉ってしまう自分がいた。



そう、蘭君を皮肉って、このときめきすぎた鼓動を落ち着かせないと
理性が保てないところまで、感情が暴れだしている。





今なら言い合いだって、笑い合えることだってできる距離まで近づいてしまった。



簡単に触れられてしまうこの距離感がなんだか辛い。



冷たくされることに慣れてしまった自分がむず痒い。


そのせいで、優しくされる度
不安が波のように押し寄せてくる。



自分の気持ちに素直になればなるほど
蘭君を独占したい気持ちが膨れ上がって。



終いにはーーー彼に殺されてもいいかも。



そうな物騒なことを本気で思ってしまう自分は、もう抜け出せないと分かっていながら蘭君に依存してしまったのかも。