【完】孤独な闇の中、命懸けの恋に堕ちた。





これ以上言ったって、どうせなんにも気づいてくれない。



近づけば、近づくほど、イライラして。


だけど

離れたら、離れた分だけ、寂しくなる。



...こんな恋愛するために生まれてきたわけじゃないと。

だから、上手くいかない恋にイライラしてヒステリックになってしまうのかも。






「...また、震えてるぞ」



再度確認された、その震えを。

彼は温めるように、ほんと突然、握ってきた。



「...っ」


それがどれだけ嬉しくて

それがどれだけ幸せか。


心が一瞬で満たされてしまう、自分でも訳わかんないくらいに。



「...簡単に...触るなんて、蘭君のタラシ」


「ふざけんな、お前だけだ」


「...わたし...だけ?」


「そう。お前だけ」