【完】孤独な闇の中、命懸けの恋に堕ちた。









ーーーーガシャーーーン!!!!と。


目の前に広がるガラスが粉々になる音と、張り詰めた空気。



窓の外で、ガラスの破片が風で舞って、消えていく。



暗い暗い空き教室の中に、陽の光が差し込むと同時に、ザワザワと人まで集まってきて。


いきなり教室にやってきた女の人に呼び出されて、よく見たら制服...うちの学校の着てるし、ネクタイの色で先輩って分かった。


だけど、だからってノコノコついてきたのが運の尽き。


私は今、一週間前に急に私の前に現れ脅し、急に消えた女の人にまたまた脅されていた。




「な...んで、あんなに近づくなって言ったよな、私...っ!!」


「落ち着いてくださ...」


「百目鬼さんはあんたなんかに絶対渡さない!!!!」



興奮状態の彼女が、私に馬乗りして、さっきから言いたい放題だ。


ガラスを素手で割った彼女からポタポタと、血が流れて床を赤で汚す。




いきなり起きた出来事だから...頭が追いつかないっていうか、なんというか...


その。




緊張しすぎて、声が出ない。