藤崎 里香(ふじさき りか)、当時中学校1年生。


春休み中は、少し前に始まった中学校生活が憂鬱で仕方なかった。


小学校レベルでさえも完全に理解できていたわけではない勉強が、今後さらに難しくなっていくのを知っていたからだ。


国語では古文とやらが顔を出し、

算数は数学とかいう名前に変わりやがり、

理科もまた難しくなるのだろうし、

社会は公民だとか地理だとかいうやつが顔を出しやがる。



数学に関しては、算数から数学へと呼び名が変わる必要性がわからない。

なぜすでに難しいものに、余計な難しい雰囲気を加えるのだろうか。

算数でも十分難しそうな雰囲気は出ているというのに。