わたしと専務のナイショの話

 ひーっ。
 すみませんっ、専務っ。

 私、今、エビフライ食べましたっ、と殴られてもいいと思ったくせに、謝りながら取ると、京平は、
『今終わった。
 迎えに行く』
と言ってくる。

「ええっ。
 そんな申し訳ないっ」
と叫びながら立ち上がると、浅子がキッチンからこちらを見た。

『お前の話から推察して、住所はだいたい、当たりをつけてあるんだが』
と言って京平が告げたその住所は、ほぼ近所まで迫り来ていた。

 ひー。
 専務、おそるべしっ。

 近所で買い物したときの話をチラッとしただけなのにっ。

 店名も出していないのにっ。

 店の並びの感じから、それが何処のショッピング街か当たりをつけたようだった。

 こーわーすーぎーるーっ。