わたしと専務のナイショの話

 ええーっ? とみんなの声が一際大きくなったとこで、純子がのぞみに訊いてきた。

「あんたは誰が好みなの?
 社内でよ」

 のぞみは一瞬、つまったあとで、
「いやー、今、誰がいいとかないですねー」
と答えた。

「まだ日々、ビクビクしてるんで。
 誰がイケメンかもよくかわらないくらい、緊張してるんですよ」
と言うと、

「最初はそんなもんかもねー」
とみんな笑っていた。