わたしと専務のナイショの話

 それとも、やっぱり、あそこで珈琲を飲みたかったとか?

 謎だな……と思いながら、のぞみは、では、失礼します、と頭を下げ、車に乗った。

 京平も車に乗ったが、発進する様子はない。

 出るのを見ていてくれるつもりのようだ。

 のぞみは、ぺこりと頭を下げると、駐車場を出ていった。