わたしと専務のナイショの話

 まあまあ、と教師のような顔で教えさとすように京平は言ってきた。

「坂下、頑張ったら、花マルをやろう」

 なにが花マルですか、と思ったのだが、そう言い笑う京平の顔が、やっぱり好きかな~と思ったのぞみは、そっと唇を重ねてくる京平から、今度は逃げずに、



   ――頑張ってみた。





    
                  完