わたしと専務のナイショの話

 えーと……と思いながら、のぞみはまだそこに立っていた。

 あのー、我々、新婚なんですよね?

 これ、新婚初夜なんですよね?

 しかし、京平の姿は既にない。

 のぞみは少し酔った頭のまま、

「……はい」
ともう京平の居ないリビングで頷き、自分の部屋に入ると、倒れ込んで寝た。