わたしと専務のナイショの話

 



 やはり、行ってよかった、うさぎ島。

 のぞみとの距離がぐっと近づいた気がする、と思いながら、京平は新幹線で、今日撮った写真を確認していた。

 すると、横から、のぞみが覗いてくる。

 おっ、リアルに近づいてきたな、と思ったが、あえてなにも言わなかった。

 迂闊なことを言うと、照れて、離れてしまいそうだったからだ。

「可愛かったですね、うさぎ」
と言うのぞみに、そうだな、と言いながら、京平は、今日一日を振り返っていた――。