「だが、生きて動いている方は、知れば知るほど、綺麗という単語から遠ざかって行くのは何故だろうな?
なにかぼんやりしてるからだろうか。
口を開けば、阿呆なことばかり言うから、見た瞬間に感じた神秘性がどんどん薄らいでいくというか……」
もう一生、口を開くまいか、と思ったとき、京平が言ってきた。
「大丈夫だ。
言わなかったか。
もともとお前は俺の好みではない」
そして、少しの間のあと、付け加える。
「……どっちかといえば、しゃべったあとの方が好みだ。
行くぞ」
京平は、そのまま、こちらを見ずに、軍隊の演習か、という勢いで歩き出す。
ちょっと笑ってしまった。
なにかぼんやりしてるからだろうか。
口を開けば、阿呆なことばかり言うから、見た瞬間に感じた神秘性がどんどん薄らいでいくというか……」
もう一生、口を開くまいか、と思ったとき、京平が言ってきた。
「大丈夫だ。
言わなかったか。
もともとお前は俺の好みではない」
そして、少しの間のあと、付け加える。
「……どっちかといえば、しゃべったあとの方が好みだ。
行くぞ」
京平は、そのまま、こちらを見ずに、軍隊の演習か、という勢いで歩き出す。
ちょっと笑ってしまった。



