わたしと専務のナイショの話

「……中高生のときに、そんな阿呆な妄想をしなかったから、今、してるんだろうかな、俺は」

 ご自分で阿呆な妄想だとわかってるのなら、大丈夫なんじゃないでしょうかね、と思っていると、京平は時計を見、言ってくる。

「お前は、もう帰る時間か。
 気をつけて帰れよ」

「はあ、異人さんや、いいジイさんには、ついて行かないようにします」
と言うと、なんだ、それは、という顔をしていた。