わたしと専務のナイショの話

 溜息をつくと、樫山が、
「ところで、彼女は今、お前を置いてなにやってんだ?」
と訊いてきた。

「ボウリング」
と言うと、

「ボウリングか。
 いいな。

 俺は、マイボール、マイシューズ持ってるぞ。
 今度、早苗と四人で行くか」
と笑って樫山は言ってくる。

 意外に身近に居たな、持ってる奴、と思いながら、
「……そうだな」
と京平は笑っていった。