「あらー、祐人ったら、親切ねえ」
と飲み物を買って戻ってきた万美子も棚に並んだボウリングの玉の向こうから、なにやら言ってくる。
「私のフォームも直してよ」
と冗談っぽく言ってくる万美子に、祐人は、
「いや、お前は直すとこはないな。
俺よりスコア上じゃないか」
とスコアボードを指差し言っていた。
祐人が投げに行くと、万美子がのぞみの側に腰を下ろす。
ちっ、と舌打ちしていた。
「ほんと面白くないわ~、あの男」
はは、そうですね、とのぞみは苦笑いする。
……永井さん、やっぱりまだ、御堂さんを好きなのかな~?
気にすまいと思っているのに、つい、チラチラと窺っていると、
「あんた、言いたいことがあるなら、口に出して言いなさいよ。
ただし、みんなに聞こえるように言うんじゃないわよ」
と言って、のぞみの頬を引っ張ってくる。
いてててて……。
「な、なにも言ってませんし、思ってません~っ」
そのとき、ちょうど祐人がストライクを出したので、万美子の手が離れる。
と飲み物を買って戻ってきた万美子も棚に並んだボウリングの玉の向こうから、なにやら言ってくる。
「私のフォームも直してよ」
と冗談っぽく言ってくる万美子に、祐人は、
「いや、お前は直すとこはないな。
俺よりスコア上じゃないか」
とスコアボードを指差し言っていた。
祐人が投げに行くと、万美子がのぞみの側に腰を下ろす。
ちっ、と舌打ちしていた。
「ほんと面白くないわ~、あの男」
はは、そうですね、とのぞみは苦笑いする。
……永井さん、やっぱりまだ、御堂さんを好きなのかな~?
気にすまいと思っているのに、つい、チラチラと窺っていると、
「あんた、言いたいことがあるなら、口に出して言いなさいよ。
ただし、みんなに聞こえるように言うんじゃないわよ」
と言って、のぞみの頬を引っ張ってくる。
いてててて……。
「な、なにも言ってませんし、思ってません~っ」
そのとき、ちょうど祐人がストライクを出したので、万美子の手が離れる。



