わたしと専務のナイショの話

「……樫山っ」
と京平は樫山の手を握り、肩を叩いた。

「お前、いい奴だったんだな。
 鼻持ちならない気障野郎とか長年思ってて悪かった」
と言うと、樫山も、

「大丈夫だ。
 俺もお前のことをそう思ってたから」

 そう言って強く手を握り返し、京平の肩を叩いてきた。