わたしと専務のナイショの話

「付き合う、が飛んでるのが不思議なんですけどね」

「だから、専務なりに頑張ろうとしてるんだろ。
 って、なんで、好きでもなく、付き合ってもないのに結婚しようとしているのかが謎なんだが」

「ともかく、負けず嫌いなんですよ……」

「じゃあ、もっといい女を選べばいいのにな」

「御堂さん。
 あの、この、アイスコーヒーの氷、首筋に入れても大丈夫ですか?」

「脅すでもなく、しれっと言うなよ……」
と祐人に言われた。