わたしと専務のナイショの話

「私、運転しましょうか?
 どのみち、私もついていくことになっているの――」

 ――で、と言い終わらないうちに、京平が、
「却下だ」
と言ってくる。

「……俺を殺す気かっ。
 いやっ、もしや、これこそ、常務の罠なのかっ?」

 いや、こういう事態になったの、たまたまですし。

 ってか、貴方、どんだけ常務が怖いんですか……と怯える京平を見ながら、のぞみは思っていた。