「なんとなく学生時代を過ごしてて。
三年になったら、急にみんながそろそろ就職のためにいろいろ資格とか取らなきゃって言うんで、慌てて何個も資格取って」
「ああ、役に立たなかった秘書検とかな」
いや、これから役に立つかもしれないではないですか……。
「でも、なにか、なんにも考えられなかったんですよ。
就職って、ピンと来なくて。
その中で、うちの会社だけに、こう、ピピッとインスピレーションを感じたというか」
「ほう、なんでだ」
そこまでは、本当に聞いているのか? という雰囲気だった京平が、専務として気になるのか、そこは身を乗り出し訊いてきた。
「なんでだかはわかりませんけど。
会社のパンフレットをいくつか見た中で、こうピピッと」
と言うと、
「就職希望者に配ってるあれか?」
と確認してくる。
そうです、とのぞみが言うと、
「あのパンフレット、俺が出てるが」
と京平は言い出した。
思わず、ええっ? と叫びかけ、店内を見回し、声を抑える。
三年になったら、急にみんながそろそろ就職のためにいろいろ資格とか取らなきゃって言うんで、慌てて何個も資格取って」
「ああ、役に立たなかった秘書検とかな」
いや、これから役に立つかもしれないではないですか……。
「でも、なにか、なんにも考えられなかったんですよ。
就職って、ピンと来なくて。
その中で、うちの会社だけに、こう、ピピッとインスピレーションを感じたというか」
「ほう、なんでだ」
そこまでは、本当に聞いているのか? という雰囲気だった京平が、専務として気になるのか、そこは身を乗り出し訊いてきた。
「なんでだかはわかりませんけど。
会社のパンフレットをいくつか見た中で、こうピピッと」
と言うと、
「就職希望者に配ってるあれか?」
と確認してくる。
そうです、とのぞみが言うと、
「あのパンフレット、俺が出てるが」
と京平は言い出した。
思わず、ええっ? と叫びかけ、店内を見回し、声を抑える。



