わたしと専務のナイショの話

「今日はお父さんとお話しさせていただいて。
 お父さんのためにもお前を幸せにしなければと思ったよ」

 いや、私のためには……?
と思うのぞみに手を振り、じゃ、と京平は去っていった。

 走り去る濃紺の大きな車を見送りながら、

 なんか……今日はどっと疲れたな、と思っていた。