おばけなんて嘘さが口癖の水鳥は

実はおばけが大嫌いだったのです

「うわぁー・・・どうすんだよ」

「きっと水鳥中で失神してんよ」

「東さんお願いします!」

「お願いします!!」

藤袴と紅咲は東東さんを

強引にトイレに押し込めると

二人で入り口のドアを一生懸命

ふさいでしましました

「お前らマジでふっざけんな!!!!」

「水鳥抱えたから早く開けろよ!!」

やっとの思いでトイレから脱出した

東東さんの背後には

守護霊的なオーラが漂っていたと

のちに紅咲は忍者教室で語るのでした

「で、どうだった東さん?」

「居たな、あれは」

「きっとこのトイレに昔から棲み付く」

「熊に食われた女の怨霊だと思うわ」

東東さんは眉間にしわを寄せ

藤袴と紅咲に低い声で言いました