「さぁ我が屋敷に帰るぞ!」

「愉快な仲間達よ!」

「さぁわしを肩車してくれ王子!」

「あれ?その前に王子」

「なんで王子がここに居るんじゃ?」

「やばいぞ蒼井!王子誘拐事件じゃ!」

バリー博士はキネウムの肩の上で

やいやいはしゃぎました

しかし蒼井はずっと首をかしげ

ウサ耳がぴくぴく動く方向に

ふらりふらりと歩いています

「あ・・・あの、博士?」

「いいんですよ、大丈夫ですから」

「僕は自発的にここに居て」

「自分の意思で蒼井さんの背中を」

「・・・いや違うぞ僕!」

「あのっ!女の子をですね!」

バリー博士は木の苗をキネウムに渡し

あれって首もげてるのか?

あーここでどうやって直そうか

と思いながら蒼井に聞きました

「・・・蒼井」

「その翼はなんなんじゃ?」