私の見るセカイ

晴れてる感じの音響(キンコンカンコンでもいい)
ユウキが来る
ユウキ「おはようございます」

ユウキ「まぁ、誰もいないよね。昨日誰か来たのかなぁ」
ユウキ「天気良いし、ちょっと外出よ」
ユウキはける

シノがこっそり出てくる
絵本を探しに来た
シノ「どのダンボールだっけ」
ガサゴソ
シノ「ないな。私、どこにしまったんだっけあの絵本」
ガサゴソ
シノ「みんなに見つかる前に見つけないと…」
ガサゴソ
ユウキ登場
ユウキ「携帯忘れた」
シノ「!!」ガタン
ユウキ「!!え!シノ先輩…」
シノ「…(無言で帰ろうとする)」
ユウキ「え、待ってくださいよ!」
シノ「(止まる」
ユウキ「私いまいち状況が分かってないんです。シノ先輩が来ないの、もしかして私のせいですか?」
シノ「…違うよ」
ユウキ「本当ですか?」
シノ「うん。私、自分の気持ちに整理がつかなくなっちゃって、それだけ」帰る
ユウキ「いや、待ってくださいって!」
シノ「…」
ユウキ「私、シノ先輩のこと完璧人間かなんかだと思っちゃってました。ごめんなさい」
シノ「なにそれ」
ユウキ「優しくて真面目で悩みなんてないのかなって」
シノ「ごめんね、違くて」
ユウキ「でも、それでいいんですよ?」
シノ「え?」
ユウキ「私は、ううん、みんなシノ先輩だからいいんだと思います」
シノ「なにが?」
ユウキ「私は言葉選びヘタクソだからあんまりシノ先輩に伝わらないかもしれないけど、結局みんなはどんなシノ先輩のことも信じてると思います」
シノ「え」
ユウキ「シノ先輩がしばらく休むっていって、部活は休みになりましたよ。それでも、きっとみんな来てます。来たときダンボールもイスも位置が変わってました」
シノ「…そう」
ユウキ「シノ先輩!!空回ってますよ。自分ばっかりって思わない方が良いですよ。私たちがシノ先輩を頼るってことは、シノ先輩が困った時はみんなシノ先輩を助けようとすると思います」
シノ「…そうかな」
ユウキ「後ろばっかり見てるのはイライラします」
シノ「え」
ユウキ「少なくとも私は今のシノ先輩好きじゃないです!」
シノ「……ユウキのその正直な感じ、今ちょっとだけ私救われたかも。ありがと。でも、みんなに言わないで。私が今日ここに来たこと。今はまだみんなとどんな顔して会えばいいのか分からないから」帰る
ユウキ「帰るんですか」
シノ「ううん、屋上行く」
ユウキ「屋上?」
シノ「台本考えるの。今日は…晴れてるから」
ユウキ「明日もいますか?」
シノ「晴れてたらね」
ユウキ「晴れるといいですね」
シノ「うん。……ねぇユウキ。やっぱりいいじゃん。その正直な感じ。羨ましいよ」
ユウキ「シノ先輩、早く帰ってきてください」
暗転