LIFE or DEATH ~命懸けの心理戦・頭脳戦~

Aチームである私、葛城さん、海姫さんはガラスケースより前方に、Bチームである煌聖、星彩さん、薫さんはガラスケースより後方に移動した。


ちょうどガラスケースを挟むような感じだ。


「キング戦は私がいきましょう。おそらくBチームは辰巳さんがキング戦でしょう。彼と闘えるのは私だけ。ジャック戦とクイーン戦はお任せします」


一番手であるジャック戦が一番気が楽。


だけど、様子見ができない。


クイーン戦は、ジャック戦の人が勝てば気が楽かもしれないせど、負けたら自分が勝つしかなくなる。


「……やっぱりあなたがジャック戦に参加してください」


葛城さんに指名されたのは私。


「…わかりました」


「そして、とりあえずベースとなる点数は20点を取ってください。質問数は3問。+70ですから、90点を取ってください」


90点……。