LIFE or DEATH ~命懸けの心理戦・頭脳戦~

「生き残るのは一人。俺らが協力して最後まで残っても、どちらかが相手を殺さないといけない」


あっ…。


そうだった……。


それじゃあ私は…どう転んでも、煌聖とお別れなんだ……。


そんなの…そんなの嫌だ……!


「二人で生き残りたい…」


「……不可能だ」


そんな…。


嫌だ……。


「あれぇ?あれ何かなぁ?」


美麗さんの甘ったるい声。


美麗さんが指さしてるのは、部屋の前方。


どっちが前方かわからないけど、スピーカーがついてる方が前方だと思ってる。


ちょうどそのスピーカーの真下に、段ボールが置かれていた。