「あ。葛城夢乃がボックスに入りました」


お爺さんの言葉に、煌聖がモニターに近づく。


『辰巳煌聖さん。私の推理をお話しします』


……!!


葛城さんは気づいてる…。


マイクで喋ってるのが煌聖だということに……。


『あなたは運営センターの人間。


このGAMEを面白くするために送り込まれた人間。


あなたが死ぬまでの放送は代役が務めていた。


おそらくあなたが負けるのは想定外のことだった。


〝想定していた想定外〟かもしれませんが。


辰巳さん。


あなたはまだ生きている。


死んでなどいない。


モニターで私の様子を見ているはずです』