「……」


煌聖は表情を少し歪めて、投げやりに投票用紙をボックスに突っ込んだ。


『あっという間に投票が終了しましたね。さて、投票結果を発表します』


どうなった…?


煌聖は青に入れた……?


私は排除される…?


『投票結果です。


2票


1票


2票』


「え……」


それじゃあ煌聖は……。


「煌聖……」


紫に入れた…。


排除されるのは葛城さん……。


葛城さんが負けた。


葛城さんをチラっと見ると、普通通りの表情をしていた。


何でそんなに冷静でいられるのかがわからない。


排除されるのに。