星彩さんが本当に赤に入れてるなら、私は紫1票で死ぬのは私だけ。


もちろん、煌聖が青に入れたらの話だけど。


煌聖が紫に入れたら、死ぬのは葛城さん。


「……」


煌聖がサッと投票用紙に文字を書いた。


何て書いたのかは分からなかったけど、私は信じてる。


煌聖が青に入れたことを。


「あなたが投票した時点でGAMEは終了。最後の挨拶しなくていいんですか?朝比奈さんと」


もうお別れ…か。


いつかはこの時が来る。


それはこの狂ったゲームが始まった時から決まってた。


いざその時が来ると寂しいな…。


「………」


私はそんな風に思ってるのに、煌聖はさっきからジッと考え込んでるのか、眉間にシワを寄せてる。